今日のキーワード
今日は、下記のようなキーワードでお話させていただきます。
- SHARP MX-2650FV
- ドライバー
- 複合機・コピー機・プリンター関連商品
- Windows10の無料アップデート
- Windows11
- 黒髪の綺麗な女性
- 女子高生
- 退学
- 美容室
- マイロソフト社
などなど
今回の困った、の電話の内容
SOSの電話の相談内容
「今、工事中の現場からなんですが、ノートパソコンで印刷しようとしたらできないので困っています」
困った、の原因
その人のノートパソコンは、昨年納品した最新のノートパソコンでしたが、OSは、Windows10でした。
今回、いつものように、アップデートのボタンがあったので、「はい」で次にいって、Windows11にアップデートした、ということてした。
つまり、今回、印刷できない理由は、OSは、Windows11になったのに、プリンターのドライバーがWindows11用のプリンタードライバーではないから、だと思います。
状況の説明
超大手の親切な美容院での金髪の例
Windows11にしてはいけなかったのでしょうか?と聞かれました。
これは、Windows7からWindows10に無理やりアップデートした数年前と同じ説明なのですが、こういう例を話しました。
綺麗な黒髪から今流行りの金髪へ
ある黒髪の綺麗な女性が、美容室に行って、雑誌を読みながらいつものように任せていたところ、さて、終わりました、と鏡を見たら、金髪になっていました。
スタッフは、「ご安心ください。今回は、通常は2万円のところ、特別キャンペーン中なので、無料です。よかったですね。」と笑顔で言うわけです。
さて、この場合、その女性の反応として、大きく両極端な二つパターンが考えられます。
一つは、「ラッキー、最近、金髪がはやりだしたので、気が利くわね、ありがとう」とお礼を言うパターン。
二つは、「私の通っている高校は、金髪だと退学なのに、何で勝手にこんなひどいことをしたの?」と泣きだしてしまうパターン。
一つ目のラッキーと思って喜んだ女性の場合
無料で金髪にしてもらって喜んだ女性は、美容室を出て出口に向かったのですが、外に出るには、美容室直営のおしゃれなショップを通り抜けなければならないようになっていました。
途中、鏡に映る金髪の自分の姿を見て、自分の着てきた洋服は金髪には似合わない、と思い、結局は、5万円のショッピングをして帰りました。
女性は、「お金使っちゃったけど、まっ、いっか、金髪代の2万円は得したんだから、ラッキーな1日だったわ」と満足そうに言いました。
美容室の経営者は、「よっしゃ、あの女性の財布から、うまいこと5万円を出させることができた、しめしめ」と満足そうに微笑みました。
お客様も、美容室も、「無料の金髪」キャンペーンで幸せになりました。めでたし、めでたし
二つ目の泣きだしてしまった高校生の場合
泣きだしてしまった高校生に、美容室のスタッフは笑顔で言いました。
「大丈夫です、心配しないで。すぐに元の黒髪に戻してあげますので、しかも、全部無料でね、だから、何も問題ないのよ。」
もし、本当に元の黒髪に戻るのでしたら、まだいいかもしれません。
しかし、こんなことがあったらどうでしょう。
- 予定していた時間がオーバーしてしまって、その後のデートに遅れてしまって彼氏と喧嘩をしてしまった。
- 元の黒髪には戻らず、茶髪になってしまい、その高校は、そもそも髪を染めると退学だったので、その高校生は、結局、退学になってしまった。
- 黒髪には戻ったけど、綺麗だった黒髪から、バサバサの黒髪になってしまった。
などなど
超大手のマイクロソフト社の親切なOSの無料アップデートの話
Windows7からWindows10になるとき、なってどうでしたか?
- 今まで、快適に使えていたソフトが使えなくなって、買替えにたくさんのお金がかかりました。
- 慣れていたWindows7と同じようにWindows10で快適に使えるようにするのに、すごい長い時間が必要でした。
- Windows10のアップデートで、突然黒い画面で何も作業ができなくなり、見積りを出せずに大きな取引を逃してしまいました。
- Windows10のあっプートの最中に電源を切ってしまい、パソコンが壊れてしまって、大切なデータを失ってしまいました。
などなど
つまり、美容室の例の女子高生の退学のような重大事例が、たくさん起きていて、それは、現在も続いています。
そして、今回も、Windows11で同じことが起きようとしています。
さて、パソコンのサポートをしている立場から、どうすればいいのか?
話すと長くなるのと、公には書いてはいけないと思うことがたくさんありすぎので、この位にしておきますが、とにかく、今回のWindows11になってしまった、ということの大まかな流れは、こういうことではないか、と思います。
残念ながら、背景はこういうことだと思います、という状況しか説明できないのがとても情けないですね、本当に・・・・。
あとは、その上で、今できる最善の策をみつけて、解決していく、ということですね。
Windows11のドライバがあるか否かの確認
今回の問題は、仕事の現場で必要な印刷ができなくなってしまった、という致命的な内容です。
もし、Windows11のプリンタードライバーが、メーカーから出ていれば、それを遠隔操作でインストールできれば、今回の問題は解決、となります。
そこで、Windows11のドライパーを捜してみました。
今回の検索キーワードは、「シャープ mx2650 ドライバー Windows11」でした。
OS動作確認情報|Windows® 11|複合機/コピー機 – シャープ
上から2番目に上記のサイトが見つかりました。
「予」というのは、予定ということだと思います。
ということは、今日の段階では、」ドライバーをWindows11用にして印刷はできない」ということですね・・・。
他の機種では、こうなっていました。
最近は、エプソン、キャノン、リコーなどのドライバーのダウンロードサイトでは、Windows11のドライバが当たり前のように準備されていて、驚いたのですが、今回のような相談を受けると、そりゃ、Windows11のドライバー用意しないと、他メーカーにいってしまいますものね・・・・。
今回の対応方法
さて、実際問題としては、「残念でしたね」というわけにはいかないので、ではどうするか、です。
上記の金髪にされてしまった女子高生の例でいうと、元の黒髪に戻してもらう、というのが、解決策となります。
同じく、今回は、Windows11をWindows10に戻す、という方法が、解決策として一番よそさうです。
今回の相談者は、パソコンに関して自力で解決する力のある人でしたので、今回の問題の背景と、Windows10に戻す、という方法がある点と、そのやり方は、Googleなどで検索できるので、検索のためのキーワードのコツをお伝えして終わりになりました。
マイクロソフト社に思うこと
おそらく私を含めて、多くの人は、Yahoo!を利用していると思います。
Yahoo!ニュースは、コメント欄などもあって、読んでいて面白いですものね。
楽しいし、最新のニュースも見れて、自分は、世の中の最先端の情報に触れている、何でも知っている、と思ってしまいませんか?
私自身は、そんな勘違いを、ついついしがちなので、気をつけないといけないと思っています。
マイクロソフト社の作戦は、この勘違いの代表選手だと思います。
情報の送り手に対しては、私たちは為す術がありませんので、せめて、情報の受け手である自分たちが、正しい情報を取捨選択できる力、つまり情報を見抜ける力をつけないといけないと思いますね。
今回のSOS相談についてのまとめ
突然、プリンターが使えなくなったのは、Windows11にアップデートしたのが原因
Windows11用のプリンタードライバーをメーカーのサイトから取得してインストールする
もし、Windows11のドライバがなければ、パソコンのOSをWindows10に戻す
今後、Windows11にする必要がなければ、Windows11の環境が整うまでは、Windows10のまま使用を続ける
なお、マイクロソフト社としては、Windows11にさせるために、無料から有料にします、というアプローチをしかけてくる可能性があります。
Windows11に無料でできて、喜んでいる人もいるんですよね。
もしかして、多数のユーザーは、喜ぶ派なのかもしれません。
なので、こういう記事を書くと、的外れだ、とか、何言っているんだ、と冷やかな人が多いかもしれません。
ただ、ある業界の大先生と呼ばれる人が「パソコンなんて、壊れるものじゃない」と言っているのを聞いて、困ってしまったことがあります。
私のところは、パソコンの診療所なのですが、私への相談者は、皆、病気の人、つまり、パソコンが壊れた人ばかり、つまり、100%病気の患者さんなんです。
ですから、「パソコンは、壊れるものなんです」というのが、私の答えなのですが、運良く病気になったことがない人にとっては、私の言葉は、嘘に聞こえるみたいですね。
皆さんは、どちらでしょうね・・・