今回、パソコンの突然死が続いて、改めて、バックアップの必要性を痛感しているところです。
バックアップの話になると、全部のデータ・ファイルをバックアップしなくてはならないのか?と聞かれます。
私の場合は、例えば、パソコンの入れ換えのような場合には、後で漏れが見つかると困るので、全部の丸ごとバックアップをしてから作業をします。
また、自分のところでも、定期的に、丸ごとバックアップをしています。
確かに、丸ごとバックアップをすれば間違いはありませんが、この作業は、週に1度とか月に1度とか、であって、毎日バックアップをするのは、絶対に消えてもらっては困る必須データ・ファイルということになります。
では、必須かどうかの見極め、区別はどうすればいいのでしょう?
一つの判断基準・目安としては、そのデータ・ファイルが取り返しがつかないものか、ということだと思います。
例えば、ある会社で非常に高価なCADソフトをインストールして使っていたとします。
そのソフトがないと、会社の業務に支障が出てしまう重要なソフトだったとします。
しかし、そのようなソフトは、手間はかかりますが、CDなどでインストールしなおせば元に戻すことができます。
つまり、取り返しがつかない、というわけではありません。
ですから、バックアップが必須、というわけではありません。
また、会社では、見積書や請求書のデータやファイルが消えてしまったら、大変なことになりますよね。
しかし、控えを紙ベースで印刷してあったとしたら、手間はかかりますが、入力しなおせば元に戻すことができます。
つまり、取り返しがつかない、というわけではありません。
お金と時間をかけさえすれば、元にもどせるものは、こでは、「必須ではない」、と考えておきます。
そうすると、バックアップが必須、つまり、消えてしまったら取り返しがつかないデータ・ファイルというと・・・
代表は、例えば、子供などの写真や動画ではないでしょうか。
その他には、電子ファイリングして、原本を廃棄してしまったデータ・ファイルもそうですね。
また、パソコンだけにしか入っていない住所録なども必須といえるかもしれません。
作家さんの小説なども、同じ傑作を再現できないとしたら、取り返しがつかないデータ・ファイルですよね。
その他にも、もちろん重要データ・ファイルはたくさんあると思いますが、とにかく、必須データ・ファイルをまずは、リストアップして、間違いなくバックアップをするようにしておいた方がいいと思います。
ちなみに、重要性という観点からバックアップをとっておいた方がいい、というデータ・ファイルとしては、下記のようなものがあると思います。
もちろん、他にもあるはずですので、ここに書いてあるのはすぐに思いつく代表例とお考えください。
マイドキュメント(Windows7だと、ユーザーフォルダーの中にあるライブラリ)
メール
アドレス帳
お気に入り(ブックマーク)
ダウンロードした素材など
オンライン購入したファイル
画像
動画
大切に育てた辞書ファイル
各種設定ファイル
復旧させるのに、お金や手間がかかるデータ・ファイル
などなど
重要性や復活できなかったら困るデータ・ファイルは人それぞれですので、リストアップして、バックアップしやすい保存方法や保存フォルダーの工夫をするのがいいと思います。
実は、以上の内容は他でもない、実は自分自身に言い聞かせていることなんですが・・・・。