パソコンの購入の依頼を受けることが多いのですが、参考までにいくつかポイントを。
一つは、OSはVistaにするか? 二つは、CPUは何にするか?です。
1)OSは、WindowsXPとWindowsVistaのいずれにするか?
最近では、確かにソフトはVista対応が増えてきているようです。
しかし、例えば、CAD図面を書いているお客様のところでは、印刷機(プロッター)がVista対応のドライバがでていないために、VistaからXPにしました。
また、業界特有のソフトがVistaに対応していないという場合もまだあります。
というわけで、一般の会社で使用するパソコンにVistaを購入するのは、業務に支障が出る場合があるのでよく調べることが必要だと思います。
では、個人向けはどうか?ですが、Windows98~WindowsXPとWindowsVistaとでは、操作性がかなり違っている、という点に注意が必要です。
2)ハードの面での注意
秋葉原の量販店で夏モデルを見てきましたが、難しいと思ったのは、CPUの区別だと思います。
例えば、メモリーとかハードディスクの場合は、容量の大小を比較すればいいので判断しやすいと思います。
それに対して、CPUは、たくさんの種類が出ていて、判断ができないと思います。
量販店に出ている機種は、ほぼWindowsVista搭載だと思いますが、Vistaでは、CPUによって性能の差が出ます。
ポイントは、「デュアルコア」か否かだと思います。
中・上位機種では、CPUの最新世代の「Core 2 Duo」が搭載されていて、中・下位機種では、CPUの旧世代のHT Pentium 4やCeleron Dが搭載されています。
この「Core 2 Duo」が、「デュアルコア」です。
例えると、今までは、自動車で馬を乗せていた(WindowsXP)のに、これからは、像を乗せて走ることになった(WindowsVista)とします。
この場合、車のエンジンが、倍(デュアルコア)の方が、馬力がある、という感じです。
もしも、WindowsVistaにするのでしたら、予算が許す限り、最新世代のデュアルコアCPUを搭載したモデルがお薦めです。
※「Core 2 Duo」のすごいところ
デュアルコアは、性能が4割アップするのに、エネルギー効率は4割ダウンなどといわれています。
ということは、ノートパソコンの場合、バッテリーが長持ちするし、発熱も少ないのでファンの音も小さくてすむ、ということです。
バッテリーを長持ちさせたければ、、CPUの最新世代の「Core 2 Duo」が搭載されている方がいいと思います。