SSDの突然死に対する対策

SSDを使うようになって3年近く経ちますが、先日、お客様のところで初めてのSSDのトラブルの相談を受けました。

内容は、普通にエクセルを使用している最中にSSDが突然認識しなくなった、いわば、SSDの突然死が起きてしまって困っている、という、非常に深刻なものでした。

パソコンが壊れた場合に、最優先しているのは、データの復旧ですので、そのための対策としては,起動ディスク(HDDとかSSD)をシステムのためのディスクCとは別に、パーティションを分けて、データ置き場としてのDを用意する、というやり方を長い間行ってきました。

家の火事で例えると、一部屋に全部荷物などを置いておくと、その部屋が火事になると、全部が燃えてなくなってしまいますが、部屋を二つに分けて、システムの部屋とは別のデータの部屋に書類などを置いておけば、システムの部屋が火事になっても、別室のデータの部屋の中にある書類は守られる、ということが理由です。

ところが、今回のSSDのトラブルで気づいたのは、SSDの場合は、このやり方ではだめだ、ということでした。

どういうことかというと、SSDの場合は、部屋単位で火事になるのではなく、家単位で全部が火事になってしまう、ということだからです。

つまり、SSDが突然死する場合は、cもDも両方やられてしまう(全滅状態)、ということです。

そこで、今考えているのは、デスクトップパソコンの万が一に備えてデータを守るために、HDDを1台増設させて、SSDと併用させる、という方法です。

増設したHDDを今までパーティションを分けてDで使っていた使い方と同じようにする方法と、増設したHDDをCのバックアップ先として指定する、という方法があるかと思います。

いずれにしても、SSDの突然死は、いつ起きるかがわかりませんので、とても恐ろしいことで、その対策をきちんと考えておかなければならない、ということです。

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