便利なUSBのポイント

プリンターの複合機を入手したというので設定の依頼を受けたのですが、電話によると、プリンターケーブルが使えないということでした。

どういうことかいいますと、パソコン本体がキューブパソコン(通常の箱型パソコンの半分位)でプリンターポート(パラレルポート)が付いていないんですね。

そこで、プリンターケーブルの代わりに「USBケーブル」を持参して、無事、プリンターを使用できるように設定をしてきました。

パソコンを始めた頃、プリンターなどの周辺機器とパソコンを接続するコネクターが大きくて、なぜなんだろうと思っていました。
特に、ノートパソコンと周辺機器を接続しようとすると、ケーブルで身動きとれない、というような状況でした。

その後、Windows98が搭載されているパソコンでUSBポートが標準でつくようになり、形状も小さく、抜き差しも簡単で本当に使いやすくなったと思います。

今回のプリンターもそうですが、キーボード、マウス、デジタルカメラなど、ほとんどの周辺機器はUSBがあれば接続できます。

なお、USBのポイントは、形状は全く同じなのに、USB「1.1」とUSB「2.0」の2種類があって、転送速度が大幅に異なるということです。
具体的には、理論値でいうと、USB 1.1では最大で12Mbps、USB 2.0では480Mbps、つまり転送速度が40倍違います。

数字だけで見るとよく分からないと思いますので、その違いを給料の金額で例えると、月給25万円と月給1千万円の違いです。
別の例ですと、USBを使用してデータ転送を行った場合、USB 1.1で40分かかっていたのが、USB 2.0だと1分で終わるということです。

パソコンにUSB 2.0が標準で搭載されるようになったのは、ここ2~3年のことですので、転送速度が遅いと感じる場合には、USB 1.1の可能性があります。

そんな場合でも、USB 2.0の恩恵にあずかることができない、とがっかりすることはありません。

デスクトップパソコンではUSB 2.0の増設ボード、ノートパソコンではUSB 2.0のPCカードで、USB 2.0を増設することができます。
なお、「大は小を兼ねる」でUSB 2.0では、USB 1.1も使用することができます。

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