予算5万円以内で持ち運べるWindowsXPのミニノートが欲しいとの相談を受けました。
確か、DELLに最近流行りのミニノートがあったはずと調べたところ、
ちょうどいいノートを見つけたので、すぐに案内をしました。
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InspironTM Mini 12
ゆとりのキーボードと見やすいワイドスクリーン。
・12.1インチ 1.24kg
・ Windows XP Home SP3 正規版(日本語版) とUbuntuからOS選択可能
・ 4色+5種のデザインから選択可能
・ ファンレスの静音設計
・ Microsoft Office 搭載パッケージあり
・ バッテリ駆動6セル搭載で最大7時間22分
販売価格 49,980円
割引額 10,000円
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特別価格 39,980円
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しかし、案内したあとで、何か胸騒ぎしたので、試しに、自分自身で購入の手続きをしてみました。
そうしたら、案の定、胸騒ぎは的中しました。
「詳細はこちら」からをクリックして画面を切り換えると、大きく表示されている製品は、この価格ではありません。
あれ?と思い、よく見ると、右サイドに
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Ubuntu構成
「OpenOffice.org」もプリインストール!
販売価格 49,980円
割引額 10,000円
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特別価格 39,980円
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これだ、これだ、と思い、さっそく「カスタマイズ」から発注手続を開始しました。
まず、「カラーを選択」では、標準のブラックでないと追加の費用がかかります。
なんだ、やはり、追加の費用がかかるんだ、と思いながら、ここまでは、まだやむを得ないかな、でした。
ところが、目が点になったのが、OSがWindowsXPではなく、Linuxだったことです。
別にLinuxが悪いと言っているのでなありません。
問題なのは、あたかも、WindowsXPを搭載して安い価格であるかのような印象を与えて、客をおびきよせるような手法です。
結局、特別価格 39,980円 では、オプションにもWindowsXPはないのです。
つまり、WindowsXPのノートパソコンが欲しいと言った人が、このノートパソコンを購入したら、大変なことになっていたわけです。
そこで、すぐに、「気をつけて下さい、すぐに発注しないで下さい」と連絡をしました。
「安い価格であるかのような印象を与えて、客をおびきよせるような手法」と書きました。
しかし、この点は、私の誤解だといけないので、初めて「チャットで相談」というサービスで、リアルタイムで確認してみました。
担当者いわく「39.980円のパッケージは既に販売終了になります、ただ今提供できかねます、ご了承下さい」でした。
そこで、「では、いつ販売終了したのですか?」の質問には、「詳細状況はこちらでは確認出来かねます、ご了承下さい。」でした。
そこで、念のため「確認していただけないのですか?」と聞いてみました。
「かなり時間が経っていますので、いつに販売終了になったのかこちらで確認出来ません、ご了承下さい。」という返事でした。
この回答で、これ以上は、質問をするのはやめました。
今日も、DELL製のパソコンをお客さまのところに納品してきました。
決して、私は、DELLに敵対しているわけではなく、親切心で、このように誤解を与えるような表示は、まずいと伝えたかったのですが、おそらくは、そのようにはとってくれないと思って、諦めてしまったのです。
「安い価格であるかのような印象を与えて、客をおびきよせるような手法」という疑念を晴らせないまま、チャットは終了してしまいました。
DELL製のパソコンは、新聞紙上やDMなどで、非常に安い価格表示をしていますので、ついついその価格に目を奪われてしまいます。
しかし、安いと思ってオプションを選択していったら、実は高かった、あるいは、高い送料が追加されて、思ったより高くなってしまった、ということがよくあります。
もちろん、上手な買い方をすれば、DELL製も悪くはありませんが、私は、常に用心をして買うようにしています。
どうか、細心の注意を払って、こんなはずではなかった、困った、とならないようにして下さいね。