RAID1の2台のハードディスクが同時に壊れてしまった

パソコン関係のハードの価格の下がり方には、本当に驚かされます。
ハードディスクについていうと、価格が下がったおかげで、RAID構成が個人レベルでも当たり前のようになってきたように思います。
しかし、このRAID、重要で便利な機能ですが、実はなかなかの曲者です。
そもそも、RAIDって何?という疑問があると思いますが、その詳細は別のところで解説することにして(コラコラ)、ここでは、個人レベルでも導入することの多い、RAID1(ミラー)について、ご紹介します。【RAID1の仕組み】
まず、RAIDは、ハードディスクを2台以上同時に使用してデータを書きこんでいきます。
その方式が、複数あって、それを区別するのに、「RAID+数字」で区別されます。
さて、その中のRAID1(ミラー)は、わかりやすい構成です。
具体的には、「ミラー」という名前の通り、同じ容量の2台のハードディスクに、同時に同じデータが書きこまれる、という仕組みです。
この仕組みを利用するのは、仮に1台のハードディスクが突然壊れてしまった場合にも、同じ内容のデータが、もう1台のハードディスクにありますので、データの焼失(おっと、この漢字の変換も、間違いとも言い切れないですね)、いえいえ、消失が防げる、という理由からです。


【RAID1の費用の問題】
ただし、ハードディスクが、2台必要ということは、費用も2倍かかる、ということです。
そこで、RAID1にはしたいけれど、ちょっと・・・と二の足を踏んでしまうことにもなってしまいます。
ところが、ハードディスクの価格が下がったおかげで、RAID1の導入もしやすくなりました。


【RAID1は必要か?】
先日も、パソコンを4台使用している事務所の診断をしてきましたが、データのバックアップをほとんどとっていない状態でした。
万が一、パソコンのハードディスクが壊れたら、大変な状況になりますので、RAID1とUPSの導入を提案しました。
その際に、「なぜわざわざお金を出して、RAID1にしてバックアップをしないといけないの?」という質問を受けました。
この質問に回答するためには、「バックアップをなぜとらないといけないのか?」と「なぜ、RAID1がいいのか?」という二つの質問の回答が必要になりますが、その具体例を考えてみました。


次のような質問をしたら、皆さんはなんて答えるでしょう?
「自動車を運転するのに、保険に全く入らないで運転できますか?」
もし、「できない。車を運転するのに保険の加入は必要です!」というのでしたら、「なぜ、わざわざお金を出して、保険に入らないといけないの?」という質問に何と答えますか?
つまり、残念なことに、不幸なことに、現在のところ、自動車事故は、かならず起きてしまいます。
同じように、ハードディスクは、ある日、ある時、突然壊れてしまい、大切なデータが一瞬のうちに消えうせてしまうものなんです。
「ハードディスクは、突然壊れてしまうものだ」というのが、最大のポイントです。
データが消えてしまってからでは手遅れです。
そこで、「データのバックアップが必要」なわけです。
そして、「ハードディスクは、突然壊れてしまうもの」ですから、同時に2台のハードディスクに書き込むシステムである「RAID1にしておいた方が安全」なので「必要」というわけです。


【RAID1で困った具体例】
さきほど、私の使用しているメインのパソコンで起きた「ほやほやのRAID1のトラブル」をご紹介します。
私のメインのパソコンには、3台のハードディスクが内蔵されていて、1台は、Windowsのシステムやプログラムがインストールされています(Disk-C)。
そして、残りの2台がRAID1構成になっていて、データを書き込むようになっています(Disk-D)。 さて、どういうトラブルか?というと、なんと、同時に2台のハードディスクにエラー表示が出てしまい、Disk-Dが表示されなくなってしまったのです。
つまり、ミラーのハードディスクが2台とも同時に壊れてしまったというわけです。
「ハードディスクは、突然壊れてしまうものだ」の応用形(?)で、「複数のハードディスクが同時に突然壊れてしまう」ということも当然にあるわけです。


「RAID1を導入したから、もう安心。」
決してそうではないという具体例でありました。 


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