最近、ギガビット(1000BASE-T)対応 などという言葉を聞くことが多いと思いませんか?
最近こんな会話を耳にしました。
「いくら、LANボードなどをギガビット対応にしても、光回線が100BASEなので、意味がないよね!」
実は、意味が大ありの体験を今日してきましたので、そのご紹介であります。
実は、いつもはパソコンのバックアップを携帯の外付けのUSBにするのですが、今日は、用心をして、お客様のところにあったLAN接続ハードディスクで行いました。
容量は、50GB近くありましたが、最初のバックアップと、最後の復元作業に非常に時間がかかってしまいました。
おかしいなぁ、と思って作業をしてきましたが、はた、と気づきました。
今回使用したLAN接続ハードディスクは、そういえば、ギガビット(1000BASE-T)対応 LAN接続ハードディスク でありました。
しかし、途中のハブも、パソコンのLANボードもギガビット対応ではない通常の最高通信速度が100Mbpsでした。
ということは、速度が混在するときは、一番遅い速度が最大通信速度となってしまいますので、結局は、100Mbpsで転送をしていた、というわけです。
ところで、例えば、バッファローのサイトでは、「USB2.0スピードに迫る高速性能!高速ギガビットネットワーク接続でファイル共有」とあります。
つまり、通信速度は、USB2.0>ギガビット>通常のLAN接続 ということになります。
何をいいたいのか、というと、LANケーブルを用いて、データのやりとりをするのであれば、(家庭内であっても、)ギガビット対応にしておいた方がいい!ということです。
PS
今回は、「最高通信速度」に着目しましたが、似ていて混乱するものとして、「最大伝送距離」があります。
最高通信速度の数字≠最大伝送距離の数字です。
10BASE-T ・・・通信速度は10Mbps、最大伝送距離は100m(≠10m)
100BASE-T・・・最高通信速度は100Mbps、最大伝送距離は100m
1000BASE-T ・・最高通信速度1Gbps、最大伝送距離は100m(≠1000m)