[お客様]
・たいへんなんです。パソコンが突然動かなくなりました。。。。
[あい]
・もう少し詳しく状況を教えてください。
[お客様]
・今朝、パソコンのスイッチを入れたら、最初の真っ暗な画面で止まったまま、先に進まないんです。
[あい]
・昨日、最後に行った作業は何でしたか?
[お客様]
・夜、ホームページを見ていました。う~ん、アダルトサイト見ていたのがまずかったかなぁ・・・
[あい]
・わかりました(って、何がだ(^_^;)
黒い画面に書かれている文字を読んでもらまえすか。
お客様
・えっと「Non-System disk or disk error」改行「Replace and strike any key when ready」です。
[あい]
・フロッピーディスクが入ったままになっていませんか?
[お客様]
・あっ、入っています。
[あい]
・では、フロッピーディスクを抜いてから、「Ctrlキー」と「Altキー」を押しながら、「Delキー」を押して下さい。
[お客様]
・おぉぉっ、起動しました!!!
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【解説】
今回、パソコンが立ち上がらなかった原因は、起動の際にフロッピーディスクが入ったままだったからです。
解決策は、「パソコンを起動するときには、フロッピーディスクを入れたままにしてはいけない」、です。
少し難しい話になりますが、パソコンにスイッチを入れたときに、通常は、パソコンは次のようなチェックをして起動します。
1)フロッピーディスクにプログラムがあるか
2)CD-ROMにプログラムはあるか
3)ハードディスクにプログラムはあるか(ここでWindowsが起動します)
もし、フロッピーディスクやCD-ROMに何も入っていなければ、ハードディスクが自動的に立ち上がります。
ところが、例えば、フロッピーディスクが入っていると、パソコンはフロッピーディスクの中に起動プログラムが入っているかチェックして、入っていないと、ストップしてしまうのです。
初心者からすれば(私などもそう思いますが)、フロッピーディスクが入っていても、起動プログラムが入っていなければ、次のステップに進んでくれればいいじゃないか、と思ってしまいます。
ところが、Windowsのパソコンは、フロッピーディスクが入っていると、止まってしまうのです。
このことは、知識としてもっていれば慌てなくてすみますので、どうか、覚えておいて下さい。
なお、フロッピーを抜いても起動しない場合には、もっと深刻な原因が考えられます。
また、フロッピーを入れたままでも起動をさせる方法もあります。
この2点は、別の機会に中級編ないし上級編で説明させてもらうことになると思います。