ファイルやフォルダーを削除する場合に、「大丈夫、間違えて削除しても、あとでゴミ箱から復活すればいい!」と思っている人もいるかと思います。
しかし、例えば、外付けのUSBメモリーなどのファイルやフォルダーを削除した場合には、ゴミ箱には入りませんので、注意が必要です。
では、どんな注意が必要か?ですが、私の場合は、特にフォルダーを丸ごと削除する場合には、容量が「ゼロ」になっていることを確認して、削除するようにしています。
この意味が、なかなか理解しずらいと思いますので、今回は、Windows7のパソコンの図入りで説明したいと思います。
【具体例】
フォルダーを丸ごと削除しようと思って、フォルダーの中身を確認したところ、「このフォルダーは空です。」と表示されていた。
しかし、念のため、このフォルダーの容量を確認したら、「ゼロ」になっていなかった。
削除したいフォルダーに中身はあるみたいだけど、空なので、どうしたらいいかわからない。困った・・・!
【結論】
実は、ファイルには、普通に表示される形式のファイルと「隠しファイル」という形式があります。
しかも、隠しファイルとは別に、特別に表示しない形式の保護されたファイルがあります。
今回のフォルダーには、普通の表示方法では見えないファイルが2つ隠れているので、「このフォルダーは空です。」と表示されているのに、容量が「ゼロ」ではなかった、というわけです。
今回は、この普通は表示されないファイルを表示させる方法を紹介します。
この方法を理解していると、間違ってファイルを消したりすることを防げます。
但し、もろ刃の刃で、安易に隠れているファイルを表示させたままにしておくと、間違って削除する可能性もありますので、注意が必要です。
また、作業終了後には、表示させないように元の設定に戻しておくことが大切です。
1.消したいフォルダーの中身があるかのチェック
一見すると、このフォルダーの中は空っぽなので、フォルダーを丸ごと削除して大丈夫だと思ってしまいます。
2.念のため消したいフォルダーの容量をチェック
対象フォルダーを右クリックして「プロパティ」で容量の確認ができます。
おっと、心配していた通り、空だと思っていたフォルダーの中には、2つのファイルが隠れていた。
危ない、危ない!!
3.隠しファイルの表示の方法
Windows7の場合は、整理>フォルダーと検索のオプション>表示 です。
「隠しファイル、隠しフォルダ、および隠しドライブを表示する」の方にチェックします。
4.改めて、削除したいフォルダーの中身を確認
これは、危なかったです。非常に重要なファイルを隠しファイルにしていたのですが、これを気づかず削除してしまったら、大変なことになります。
ただ、あれ?隠れているファイル数は2個のはずなのに、1個しか表示されていません。
これはなぜでしょう?
5.改めて、表示の項目をチェック
詳細設定の最後に「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない(推奨)」という項目があります。
このチェックを試しにはずしてOKを押してみて下さい。
チェックをはずすと、下記のような警告画面がでますが、「はい」で大丈夫です。