最近、お客様のところで電子入札システムの導入のお手伝いをする機会が増えました。
私は、サイトのマニュアルを見れば、何をしようとしているのか、とか、どうすればいいのか、が分かりますので、お客様の設定しようとしているその電子入札の相手先(県とか区など)が初めてでも、その場でお手伝いをしてきます。
ほとんどの方がつまづくのは、JAVAのバージョンや設定のところです。
また、「ブラウザ」の種類やバージョンというところでも、つまづいてしまっています。
一般のビジネスでは、OSは、マックよりWindowsが多いと思いますが、Windowsだと、標準で使用するブラウザは、Windowsに添付されているInternet Explorer(省略すると IE )です。
ところが、このIEは、古いバージョンだと 6 から始まって、7 8 9となっています。
このブラウザに、システムの開発者がおいついていないと、話が、またまたややこしくなります。
以前、三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングのサポートセンターの態度と質の悪さに腹をたてたということを書いたことがありますが、困ったことに、電話でサポートする側も、勉強不足としかいえないような状況です。
今回も、お客様は、パソコンについては標準的な腕前で、マニュアル通りに進んでいました。
ところが、マニュアル通りにやってもうまくいかず、役所の担当に電話しても、そもそも電話がつながらないし、やっとつながっても、できないはずはない、との返事だということでした。
そこで、やむを得ず、私の方に依頼をされてきたわけです。
今回は、途中経過は省略して、結論から書きますが、うまくいかなかったのは、マニュアルに書いてある圧縮したファフィルを解凍して、実行するように指示されていたファイルの拡張子が間違っていたからです。
これは、私がNECの98シリーズでパソコンを始めた際の、パソコンのイロハにあたることなのですが、ファイルの中身は、テキストで書かれていて、その拡張子を「bat」にすると、そこに書かれた通りの作業を自動で実行してくれる、というファイルです。
例えば、「JAVAのプログラムを修正する.bat」という名前だったとすると、これをWクリックすると、実行してくれます。
ところが、今回、解凍してでてきたファイルは、「JAVAのプログラムを修正する.txt」のように、拡張子が「bat」ではなく、「txt」でした。
この原因をつきとめるのに、JAVAのバージョンを手直ししたり、考えられることをしましたが、うまくいきません。
そこで、困ったときは、基本中の基本に戻る、ということで、まさか、と思って、拡張子を表示させる設定にして、マニュアルを無視して、自分の経験に照らし合わせてみて、やっと、このことに気づきました。
そこで、拡張子を「txt」から「bat」に直して、このファイルをWクリックして実行したところ、無事、書き換えができて、電子入札のシステムにログインできて、使えるようになりました。
本日の結論は、解凍して実行して下さい、と指示されていたファイルの拡張子(bat であるべきところが txt)が間違っていたので、その拡張子を修正したら、うまくいきました。 です。
ただ、問題はこの先の話なのです。
話が飛躍してしまって恐縮ですが、今回、帰宅する電車の中で、いろいろ考えさせられました。
1.iphoneなどスマートフォンがますます普及して、自分たちはパソコンを使いこなしている、という自負を持っている人が飛躍的に増えていくことだと思います。
しかし、実は、今回のようなパソコンのイロハは理解していないのです。
私の方で現在開いていたり予定している講座は、このパソコンのイロハを含んでいるのですが、どの程度まで伝えるのがいいのか、と迷ってしまいます。
2.ますます話は飛びますが、現在、消費税を上げる議論がされています。
私は、消費税が上がれば、公務員の無駄遣いの改善がなされないばかりか、ますます、見えない形で、無駄遣いされると懸念しています。
最近聞いた話を紹介しますと・・・・。
ある役所の事業所というのでしょうか、施設は、必ず、2km以上離れているそうなんですが、なぜだかわかりますか?と聞かれました。
私が出した回答は全てはずれで、その方が教えてくれたのは、2km以上離れた場所に移動すると、国内の出張扱いになるそうなのです。
そこに勤める公務員は、「ちょっと小遣いをかせいでくるわ」と言って、隣の施設までバイクで行って、帰ってくるだけで、国内出張を2回した手当がもらえるそうなんです。
もし、これが本当なら、書類上は、「何月何日・どこどこ施設に出張」ということで、法にのっとった手当が支払われるのでしょう。
日本は、法治国家です。
法にのっとっているので、形式的には、適法に見えます。
しかし、脱法行為という言葉もあります。
これは、明らかにおかしいです。
そして、こういう事実は、関係している業者(国民)に公然と知られている、ということなんです。
今回の件も、担当の公務員がわからなくてもやむをえない、という人もいるかもしれません。
しかし、今回の私への費用は、電子入札システムの担当者がきちんと勉強していれば、お客様は負担しなくてよかったのです。
本当に割り切れない思いが残ります。
他でも役所関係の仕事にかかわると、無駄をきちんとなくせば、消費税をあげなくてもなんとかなるのでは?
あるいは、消費税をあげて増えた税収は、誰のためにつかおうとしているのか?と思うと、まやかしがまかり通っている、と感じてしまいます。
原子力発電のこともしかりです。
これだけ情報化社会になっても、本当に欲しい情報、正しい情報は、逆に入りにくくなっているように感じます。
誰かの企み・・・怖いと思います。
不思議に思いませんか?
おかしいと思いませんか?