まず、クラウドについて語るのでしたら、2012年6月20日にファーストサーバーで起きた大規模障害について、内容を確認してからにして欲しい、と思っています。
2012年/06/20に発生した大規模障害に関するお詫びとお知らせ
※但し、ここは、障害をおこした会社が書いている内容なので、第三者の書いた記事と合わせて参考として読むのがいいと思います。
私は、クラウドについて、否定的な意見をいうつもりはなく、もしクラウドを導入するなら、マイナス面や危険性や注意点などを十分研究した上で、導入して欲しい、と思っています。
クラウドについての、プラス面は、いくらでも探せると思いますので、私は、クラウドのマイナス面や危険性や注意点を指摘したいと思っています。
くどいようですが、だから、「私はクラウドは反対」ではありませんので。
まず、クラウドは、イオンターネットを前提にしていますので、インターネットが使えなくなると、手も足もでない状況になります。
これは、クラウドに限ったことではありませんが、私が行っているリモートメンテナンスもインターネットが使えることが前提になっていますので、インターネットが使えないと、電話での対応になって、サポートがとても大変です。
インターネットがつながっていれば、「デスクトップのTeam-EYEのアイコンをダブルクリックして下さい。警告が出たら、同意をクリックして下さい。表示されたパスワードを教えて下さい。」会話は、これだけで終わります。
ところが、インターネットにつながらないと、「・・・・」書ききれない内容が延々と続きます。
クラウドを導入していなくても、例えば、大切なメールが入ることになっているのに、インターネットにつながっていなければ、メールを読むことができません。
つまり、ほとんどのパソコンでの作業は、インターネットがつながっていることが前提になりつつあるので、インターネットにつながらなくなったら、もう、おしまい、という状況なのです。
ところが、インターネットにつながらなくなる、なんて、ほとんどの人は思っていないみたいです。
大地震などが起きなくても、ちょっとしたことで、インターネットは突然つながらなくなるのです。
ですから、クラウドを導入する際には、インターネットが突然使えなくなったらどうするか?の対策を真剣に考えておかないといけません。
ちなみに、私の場合ですが、万が一、会社のメインの光回線が使用不能になったときのために、携帯のWi-Fiルーターを契約しています。
また、最悪の場合は、昔のパソコン通信時代の知識を活かして、ダイアルアップの方法で、インターネットを使えるようにしています。
つまり、クラウドを導入する、しない、にかかわらず、最低限、こういうことをしています。
ということは、本格的にクラウドを導入する場合は、こんなことは当たり前のことで、万が一、メインのインターネットの利用手段が使えなくなったときに、別の手段を何重にも考えておかないと大変なことになる、と思っています。
「そんな心配はしなくても大丈夫じゃないの?」
「心配しすぎだよ。」
そう考えている人にはクラウドを語る資格はありません、というのが、私の率直な考えです。
今日も、突然インターネットが使えなくなった、との連絡がありましたが、今日はどうしても、訪問できませんでした。
明朝、復旧していない場合は、緊急出動する準備をしていますが、本当に、インターネットが使えなくなると、クラウドうんぬんでなく、大変なことになりますので、どうか、十分な対策を考えておいて下さいね!