ダウンロードのボタンと広告のボタンが紛らわしい

備忘録

フリーで使えるソフトをダウンロードしようと「開く」や「ダウンロード」などの表示のボタンを押すと、違うボタンだった、という経験ありませんか?

この仕組みは、そのフリーのソフトをダウンロードできるサイトにGoogleなどの広告を仕込んであるからです。

どういうことかというと、この広告のボタンを押すと、そのたびに、そのサイトの運営者にGoogleなどの会社から、広告費が支払われるので、いろいろ工夫をして、別の言い方をすると、紛らわしいボタンを配置して広告費を稼ごうとしているからです。

広告自体が悪いわけではありませんが、露骨にわざと広告のボタンを誘導するやり方が多くて、ネット全体の価値を下げる結果になっていると感じます。

また、この手法は、間違って押すボタンが、広告ではなく、詐欺サイトに誘導するボタンに応用されているので、重大な問題だと思っています。

ただ、この手法には、背後にいろいろな思惑があるので、ネット利用者としては、自分で本物のボタンと広告や詐欺のボタンを見分ける能力、知識、知恵を身につける必要があります。

その上で、国レベルで対策を考えていって欲しい問題です。

実際には、難しいとは思いますが・・・・。

この記事を書いたきっかけとなったソフトのダウンロードサイト

PDF関係のフリーソフトの「CubePDF」を使わせてもらっています。

「CubePDF」は、PDFの代わりにjpgの画像としてファイルとして保存できるので重宝しています。

また、フリーソフトなので、広告があること自体は構わないとは思っていますが、この広告がある故に、逆に用心して、このソフトを敬遠するユーザーもいたりします。

私の場合は、逆にフリーソフトの作者に間接的なカンパのつもりで、わざと広告のボタンを押すことがありますが、いずれにしても、広告と理解しての動作ならば全然問題はないです。

「CubePDF」のバージョンアップの知らせで開いたダウンロードのページを分析する

一番上の「1」の枠の「最新バージョン」がお目当てのダウンロードボタン(リンク)です。

その下の目立つ大きな枠と「開く」というボタンがGoogleの広告のボタンです。

ほとんどの人は、「ドライバーの更新」とあると、お目当ての「ソフトの更新」と誤解して、「開く」ボタンを押してしまうと思います。

広告かどうかを見分けるポイントは、広告枠の右上の小さいボタンです。

しかし、これも積極的に広告と知らせることを目的とした「親切なボタン」というより、「広告と知らせていますよ」と「言い訳のためのボタン」と考えた方が理解できます。

前述したように、Googleの広告のボタンの場合は、実質的な被害はない、ともいえますが、これが、詐欺のボタンだったら、金銭的な被害が発生する可能性が高いです。

ただ、ここで、「実質的な被害はない」から、「やった者勝ち」で、紛らわしい表示が横行しているとも言えます。

ここでは、正しいものと間違ったものを判別できるようになりましょう、としかお伝えできないのが残念なところですが、どうか、ひとつずつ、こういう知恵、知識、情報を増やしていってくださいね。

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