政治や宗教のような大きな価値観にかかわる問題については、一般に控えるようにしています。
ただ、今回の安保関連法案の強行採決については、かなり私の感覚が違っているので、備忘録的に記録しておきたい、ということもあって、書いておきます。
安保関連法案の強行採決はよくないことだったのか?
これは、今後の歴史が教えてくれることてすが、私は、今の時点では、必ずしも悪いことではなかった、と思っています。
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もし、憲法改正を先にされてしまっていたら、取り返しがつかないことになっていた。順番が、憲法改正よりも安保関連法案の強行採決が先でよかった、と思っているのです。
つまり、今回の強行採決で改めてわかったことは、与党が一人勝ちすると、このように強行採決ができてしまう、怖いことだ、ということを実感できたことです。
次に予定されているであろう拳法改正の議論に、今回の教訓がいかされれば、必ずしも、今回の件は悪いことではなかった、と思うのです。
また、もし、憲法が先に改正されたあとに同じ内容の安保関連法案について、憲法学者に合憲か違憲か、と問えば、改正された後の憲法解釈としては、合憲というように多くの憲法学者は意見を述べるのではないか、と疑念をもっています。
今回、安保関連法案に問題はあるとしても、少なくても、今の憲法がある限りは、超えることのできない限界がある、と思うからです。 -
野党が、今のままばらばらではいけない、ということがわかったと思うので、野党がまとまるきっかけになってくれれば、悪いことではなかった、と思うのです。
ちなみに、選挙方式が、反対の党に投票するのであれば、次回の選挙に自民党に×をつけるかもしれません。
しかし、では、自民党の替わりにどの政党に投票したいのか、となると、私は迷ってしまいます。
先の民主党政権で、政権能力のない政党がリーダーにはなれない、なってはいけない、もうこりごり、という思いをしました。
現在の選挙制度は、2大政党を予定してのものだと思います。
なんとか、選挙のときに、どの野党に入れるか迷って、票が割れて、結局は、自民党の候補者が1番になってしまう、というようなことのないように、与党か野党か、の2者択一ができるように野党が結集できないものでしょうか。 -
もしも、近隣諸国が戦争をしかけてきたら、どうなるのか、が心配でなりません。
勝つためでなく、負けないため、侵略されないための万が一の対策や準備は、十分にしなければいけない、と思います。
そのためには、野党は何でも反対、反対ではなく、安保関連法案でよくない点を正す方向で、あるいは、代替案を提示する,という方向でいけないものなのでしょうか。
今回、プラカードで反対、反対、と叫んでいましたが、何をやっても、法案は通ってしまうことは、明らかです。
そう考えると、野党の議員がしていることは、国民に反対をしている、ということを形だけアピールしているとしか思えません。
今回、野党が総辞職する、というような行動をとったら、すごかった、と思うのですが、そんなことはしませんよね・・・・。
平和は、なんとしてでも守らなければいけないことだと思います。
日本だけでなく、世界中が平和になって欲しい、と思います。
そこだけば、どんなことがあってもぶれないで欲しいと願っています。