今朝のNHKのあさイチのテーマは、介護でした。
私も、東日本大震災の年の1月から母親の介護がはじまり、私自身も同年7月に1カ月近くの入院をしているので、介護と病気というテーマは、一番のの関心事です。
介護については、我が家は、うまくいっているケースだと思います。
それはなぜか?
それは、困ったときに、適切なアドバイスをしてくれる人を知っていたからです。
今日のテレビでは、「地域包括支援センター」にまずは相談して下さい、ということを言っていたと思います。
確かに、私も、地域法室支援センターのスタッフには、適切なアドバイスをしてもらい感謝しています。
しかし、こういう専門用語は、忘れてしまいますし、そもそも、このキーワードを知らなければ、意味がありません。
そこで、私が考える、「突然、介護の問題が発生した場合の最初の相談先」、それは、役所・公務員です。
私にとって、区役所というのは、何か敷居が高くて近づきがたいイメージがありました。
しかし、介護や病気関係で、役所に相談に行って思ったのは、活用しないのは、もったいない、ということでした。
詳細は省略しますが、とにかく、「介護の問題が発生したら、まずは、役所に電話して相談する」です。
そうすれば、地域包括支援センターのことも教えてくれますし、テレビなどで特集を組んで紹介してくれているようないいろいろな制度も親切に教えてくれるはずです。
なお、ここで忘れてはならない注意点ですが、こういう制度は、通常は誰も教えてくれない、ということです。
欲しい情報、必要な情報は、むこうからはやってきません。
これだけの情報化社会にあっても、本当に欲しい情報、必要な情報はなかなか手に入れることができない。
これが現実です。
ただ、自分から行動を起こして、情報元に飛び込んでいきさえすれば、欲しい情報、必要な情報を手にいれることができます。
そうです、知らない制度、便利で役立つ制度がいろいろなあることを知ることができます。
以前は、役所に行くと、なんでこんなにたくさんの人がいるのだろう、とか、暇そうにしている人が多い、とか、融通がきかない、などなど不満ばかりを感じていたものです。
しかし、それは、考え違いというか、もったいない発想です。
日本は、法治国家です。
まだ、完全ではないかもしれませんが、法律で日々いろいろな制度が制定されていて、ただ、その内容を私たちは、ほとんど知らないのです。
そんな制度を利用しないのはもったいないのですが、では、誰に教えてもらえばいいか?それが、役所の公務員なのです。
公務員は、全体の奉仕者であって、公務員の究極の使用者は国民だということが、法律の一番の親分の憲法にも書いてあります。
ならば、制度のプロである公務員にアドバイスを聞くのが、最良の方法だと思いませんか。
私が入院していた約1カ月の間で気づいたのは、大切なのは、チーム(絆)と感謝(ありがとう)ということでした。
介護についても、役所の公務員を介護を成功させるためのチームの一員と考えて、感謝の気持ちをもって接すれば、きっと、過酷な介護も、少しはいい方向にいくのではないか、と思います。
我が家も、介護と病気については、現在進行形で油断できない状況ですが、この難題をどの家庭も平和に円満に解決できればいいな、と願っています。