例えば、電話番号を途中に「- 」を入れて、一つのセルに入力する場合は、この問題に気づかないかもしれません。
具体的には、012-3456-7890 という電話番号を一つのセルに入力する場合には、そのまま入力した内容が表示されます。
ところが、途中の「- 」を省略して、0123456789と入力すると、市外局番の「0」ゼロが消えて123456789と表示されると思います。
また、市外局番だけを別の列にして、012と入力しても、「0」ゼロが消えて12となってしまうと思います。
これは、もともと、エクセルは、表計算ソフトといわれているように、数を計算することがメインなので、電話番号の012を数字の12と判断してしまって、頭の「0」ゼロを親切(?)にも消してくれるからです。
では、どうすればいいか?ですが、エクセルに、そのセルに入力する数字は、「数」としての数字ではなく、漢字などと同じ「文字としての数字」、ということを教えてあげればいいんですね。
設定は、文字として入力したいセルにマウスで右クリック(困ったときの右クリックです)、して、「セルの書式設定」を選択します。 「表示形式」の「分類」の中に「文字列」という項目がありますので、ここをクリックして、OKを押します。
これで、そのセルに「012」と入力すると、半角、全角、それぞれそのままに入力できるようになります。