PSP「プレイステーションポータブル」から詐欺サイトへの誘導

今回相談を受けた内容は、PSP「プレイステーションポータブル」から詐欺サイトに誘導されてしまい、多額の請求をされてしまって困っている、というものでした。

具体的内容

自宅にて、中学生の息子がパソコンを使い終わった後に親が使おうと思ったところ、高額請求の画面が表示されていて、この画面が消えない、というのです。
しかも、支払日までのカウントダウンがされていて、どうしたらいいのか、という内容です。

息子さんに直接事情を聴いたところ、今回は、ある特殊な事情があることがわかりました。

それは、息子さんが持っているPSP「プレイステーションポータブル」を友人に貸したところ、その友人が、PSPでアダルトサイトにアクセスして、怪しいファイルをダウンロードしたらしいのです。

私は、PSPを持っていないので知りませんでしたが、PSPとパソコンとをUSBケーブルでつなぐと、PSPのフォルダーをパソコンから見えるのだそうです。
確かに、デジカメやビデオカメラなどと同じに考えれば、USBカーブルでつなげば、USBメモリをパソコンにさしたのと同じことで、その中身(フォルダー)が見えるようになる、というのは理解できます。

そこでどうしたのかというと、パソコンからPSPのフォルダーにあった、この怪しいファイルを起動したところ、「インターネットに接続しますか?」という警告が出て、「はい」をクリックしたのだと思います。
そうしたところ、今回、問題の高額請求の画面が表示されるようになった、ということです。

似たような画面は、しばらく中国にいて帰国したお客様から相談を受けたノートパソコンでも見ました。
確かに、大人が使っているパソコンの場合には、直接アダルトサイトにアクセスして、そこで、高額請求の画面が出る、というのは理解できます。

しかし、今回の事例の特殊性は、自宅のパソコンには、いわゆるフィルタリング機能がついていて、パソコンからは、アダルトサイトには、アクセスできないようになっていたのに、アダルトの高額請求の画面が出てしまった、ということです。

実は、今回の問題は、人ごとではありません!

例えば、自宅で仕事で使っているUSBメモリーに、今回のような怪しいファイルを入れてしまって、それを会社のパソコンで起動してしまった場合を考えてみてください。

会社のパソコンを起動するたびに、この怪しいメッセージが表示されてしまうのです。

また、お子さんのいる家庭で、フィルタリングのような防止策をとっていても、今回のようなことが起こる可能性は大です。

いずれにしても、このような事例を知っておいた方がいいと思います。

なお、参考までに今回の解決方法です。

今回のようにパソコンが起動するたびに、画面が自動的に表示されてしまうというのは、パソコンのどこかに、プログラムが仕込まれてしまっている、ということです。

そこで、それを探し出して、削除すればいいわけですが、敵もさるもので、そう簡単に探し出せるものではありません。

私は、このような場合は、WindowsXP以降であれば、「システムの復元機能」を使って、パソコンを感染前の状態に戻してしまいます。

「システムの復元機能」というのは、タイムマシンで過去に遡るような機能です、と説明していますが、例えば、今回でいうと、PSPに怪しいファイルが入ったのが、5日前だったので、それよりも前の日付、具体的には、1週間前の復元ポイントを選択して、パソコンを1週間前の状態に戻しました。
これで、今回の画面は、表示されなくなりました。

なお、「システムの復元機能」を使うと、遡るまでにしていた他の設定なども消えてしまう可能性があったりして、慎重に使わなければいけない機能です。

また、「システムの復元機能」を使っても、残ってしまうものがあるようです。

そのため、私の場合は、別の事前の対策をとっていますが、今回は、突然のトラブルに対処する方法を紹介いたしました。

このような迷惑な画面を表示するようなプログラムは、お願いですからやめて下さい!!と言いたいです。

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