すごい!メスいらずの究極手術「NOTES」(開口部からの経管的腹腔鏡手術)

大阪大学医学部付属病院で、「NOTES」(開口部からの経管的腹腔鏡手術)と呼ばれる新しい手術法が実施されて、患者の腫瘍(しゅよう)の摘出に成功したそうです。
「NOTES」という手術法は、、口や肛門、膣など体の開口部から内視鏡を入れて体の表面の傷を少なくする新しい手術法で、患者の負担が少なく術後の回復が早いのがメリットとのこと。
実際に、今回の手術は、胃粘膜に腫瘍がある女性患者(55)の膣壁に約1センチ程度の穴を開けて内視鏡を体内に挿入して、胃下部の約3センチの腫瘍を切除したそうです。
他に患部などを見るために腹部を2カ所、約1センチ切開して別の内視鏡を入れたそうですが、体表面の傷は計2カ所で、女性患者は術後も鎮痛剤を使用せず、痛みもないというのがすごいですね!


私も昨年の11月に胆石を腹腔鏡手術で摘出してもらいましたが、全身麻酔が覚めて手術が無事終わったあとの痛みを覚えていません。それくらい、腹腔鏡手術が、身体へのダメージが少ないことを実感していますので、それ以上にダメージが少ないという、この「NOTES」という手術法は、素晴らしいなぁ、と思います。


とはいえ、私も自分自身の手術でよくわかりましたが、簡単(この表現は適切ではありませんが・・・)あるいは楽そうな手術でも、それは結果論であり、どんな手術にも危険があるということは、肝に銘じておかなけばいけないことだと思います。

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