以前、シュレッダーで小さい子供の指が切断されるという事故について取り上げましたが、今回は、お風呂場で赤ちゃんがおぼれる事故についてです。
この事故も悲惨なものです。
首がすわった0歳から2歳児が対象という浮輪には、ずり落ち防止のために、両足を通すパンツ型シートがあります。
ところが、乳幼児がお風呂で身を乗り出すと、パランスが崩れて、上下入れ替わり、頭は水中に、足は空中にという状態になってしまう、というのです。
もともと親が注意して見ているから大丈夫、というかもしれませんが、事故報告では、母親が姉を先に風呂から上げて着替えさせている間におぼれて亡くなってしまっています。
国民生活センターでは、「どうしても使いたいなら、絶対に一瞬でも赤ちゃんから目を離さないで」と注意を呼びかけているそうですが、一瞬でも目を離さないでいることは、無理だと思います。
これから夏ですが、お風呂場でなく、プールや海などで浮輪を使うこともあると思いますが、この事故報告は、頭に入れておいた方がいいと思い、とりあげました。