今週、東芝のノートパソコンのリカバリーで手こずりました。
OSをインストールしなおして、ドライバーを入れるのですが、途中で固まる現象が起きてしまい、結局、原因がわかるまでに、7回もインストールをしなおしました。
その原因は、わかってしまえば、「なんだ、そういうことだったのか!」というものですが、いつも今回のように手こずると、「パソコンにクセのあるメーカーは、何かをするにも時間がかかるので、ごめんだなぁ!自分だったら買わない。。」と思ってしまいます。
では、いったい、このパソコンのメーカーの「クセ」ってどういうものなのか?
今回のノートパソコンは、東芝社製(Toshiba DynaBook Satellite 1860)でした。
まず、トラブルの原因が、信じられないものです。
普通に使用していて、ある日、突然、電源をいれると、いつものスタート画面が表示されずに、真っ暗な画面に「HDD Password = 」という文字が現れます。
これは、HDDハードディスクを保護するセキュリティ機能がかかっています、という表示ですが、誰もそんなものは設定していないのに、勝手に設定されたことになっているのです。
こんなことが起きるなんて、パソコンにとって致命傷だと思うのですが、東芝の同じ機種で、同じことが以前にも起きていますので、これも、このメーカーの「クセ」なのかなぁ、と思ってしまいます。
結局、HDDが壊れていて、新しいHDDと交換して、OSのインストールをすることにしました。
ところで、今回、リカバリーCDが手元に届いていなかったので、市販のOS(Windows2000 Pro)を使いました。
シリアル番号は、パソコンに添付していますので、インストールは、問題なくできました。
ところが、インストール後にドライバーを入れようとすると、突然、固まる現象がおきてしまい、どうしても、快適なパソコンになってくれません。
なんせ、LANドライバをインストールしようとすると、完了前にパソコンが固まってしまい、強制終了を余儀なくされます。
また、USBにマウスやメモリーをさすと、その瞬間に、やはり固まってしまいます。
せっかく、OSをインストールしなおしても、全く使い物にならないわけです。
諦めかけたときに、もしかして、このパソコンの「クセ」のせいかもしれない、と改めて、ドライバーの説明書を注意深く読みなおしました。
すると、下記の文言が目に留まりました。
注意事項 市販のWindows2000をセットアップしてお使いになる場合は、先にIntel(R)Chipset Software Installation ユーティリティをインストールした後、ドライバをセットアップしてください。
そこで、再度、OSをインストールしなおして、Intel(R)Chipset Software Installation ユーティリティをインストールして、ドライバをインストールしたところ、無事、固まることもなく、作業を終了できました。
つまり、この「Intel(R)Chipset Software Installation ユーティリティをインストール」しないと、うまくいかない、というのが、ここでいう「クセ」です。
確かに、マニュアルを最初からきちんと読めば、書いてあるのです。
しかし、マニュアルなど読まなくても、過去の経験から基本通りにやっていれば、うまくいって欲しい、と思ってしまいます。
その結果、こういう結論になります。
「クセのあるメーカーのパソコンは敬遠したい」
「パソコンにクセのあるメーカーは、何かをするにも時間がかかるので、ごめんだなぁ!自分だったら買わない。。」なのです。
ちなみに、富士通製のノートパソコンの無線の設定を依頼されたときも、富士通独自の無線のソフトのために、手こずってしまいました。
各メーカーは、自社のパソコンに、独自色を出すために、いろいろ工夫をしているのですが、私達からすると、これは、各メーカーの「クセ」で、ありがたくないものです。
というのは、そのたびに、そのソフトなどのマニュアルを勉強しないといけないからです。
もし、そんな独自色、つまり、「クセ」がなければ、基本を一つ身につけておけば、全部に応用できるので、非常にメンテナンスが楽なわけです。
参考までに、当社で導入するパソコンを選択する際に選ぶポイントは、「クセ」がないことです。
デスクトップパソコンでは、エプソンダイレクト、DELL、ノートパソコンでは、パナソニック、エプソンダイレクト、DELLです。