ここのところ、特に組織のトップの発言や発想に違和感を覚えるニュースが多いです。
例えば、今朝のヤフーニュース
財務省のトップが、部下の責任を問題にしている、ということですよね。
でも、善し悪しは別として、部下はトップのために仕事をしたはずです。
私が官僚だったら、政治家への信頼は失墜です。
こういうことがあるたびに、いつも思い出すのは、田中角栄元総理のスピーチです。
「財務省」の前身である「大蔵省」時代、田中角栄元総理が大蔵大臣に就任してすぐに行ったスピーチです。
「自分が、田中角栄である。こ存じのように、わたしは高等小学校卒業。諸君は全国から集まった秀才で、金融財政の専門家だ。しかし、棘のある門松は、諸君よりいささか多くくぐってきている。
しかし、今日から諸君と一緒に仕事をすることになるのだが、わたしは、できることはやる、できないことは約束しない。これから、一緒に仕事をするには、お互いをよく理解することだ。
今日から、大臣室の扉は常に開けておくから、我と思わん者は誰でも訪ねて来てくれ。上司の許可はいらん。仕事は諸君が思うように、思いっ切りやってくれ。
しかし、すべての責任は、この田中角栄が負う。以上」
参照 http://news.livedoor.com/article/detail/14584189/
田中さんは、このスピーチで、官僚の中でもエリート中のエリートの心を瞬時につかんだとされています。
そりゃ、そうですよね。
今、大問題になっている日大アメフト部の問題にしても、根っこは同じだと思うので、このヤフーニュースは、とても気になるニュースでした。