Re:ジョブズは自分の子どもにiPhoneやiPadを使わせなかった

先日、「ジョブズは自分の子どもにiPhoneやiPadを使わせなかった」

この記事をご紹介して、私のところも、同じです、ということを書いたところ、知り合いから、「自分たちは、悪いということを知っているから使わない、やらない、ということを、商売のために、その悪いことを他人には薦める、というのはズルイ」のではないか、という会話になりました。

こういう内容の書き込みは、とてもデリケートだと思います。

というのは、人の価値観の問題になるからです。

ただ、あえて、今回、ここで書かせていただくのは、私の人生の一番大きなテーマが、この「価値」ってなんだろう、ということで、最近、やっと、自分ながらの答えが見つかりかけているからです。

まるで、今まで、英語ができなかったので、英会話を聞いても、ちんぷんかんぷんだったのが、ある人突然、英会話の内容が理解できるようになった、という不思議な体験をしているのです。

ただ、まだ、英語のフレーズでわからない言葉などがあると、完全な英訳ができないのと同じで、誤訳や珍訳があったり、今後、微妙な言い回しが変わる可能性があります。

それを前提に、今回の「ジョブズは自分の子どもにiPhoneやiPadを使わせなかった」を私の理解で翻訳した内容が、以下のもの、ということになります。

今回の件は、本当のところは、ジョブス氏本人に聞いてみないとわかりませんし、私が納得している内容とは違った内容かもしれません。

そこで、最初に、私自身の場合で考えてみます。

まず、「自分たちは、悪いということを知っているから使わない」という点は、違っています。これは、全くの大きな誤解です。

iphoneが発売された当時、私も、すぐに購入して、素晴らしい、と思って、会う人ごとに伝えました。

しかし、2年使って、私は解約した後は、今も使っていません。

それは、一つは、勝手に他に電話がかかってしまう、という重大な問題を、私には解決できなかった点と、iphoneで必要としていたことを、別の方法で叶えているからです。

つまり、iphoneに価値がないとか、害悪だから、と思ってのことではなく、他に変わるものがあって、「今の私にとって」は、その必要性を感じていない、つまり、「今の私にとっては」という条件をつけると、必要不可欠ではない、つまり、「価値」は低い、というだけなんです。

では、「他の人にとっては」「その人にとっては」どうか、というと、全く別の話で、「私にとって」の価値を他の人に押しつけるつもりや、「その人にとって」の価値を否定するつもりはありません。

我が家では、なぜ、朝のゴールデンタイムに、パソコンの入力ではなく、ペン字をさせているのか、というと、パソコンの入力が害悪とか、価値がない、と思っているのではなく、「今」という条件をつけた場合に、パソコンの入力は、実は、今までに見よう見まねだ、ゆっくりでも、とりあえずできて、本当に必要になったときは、短期決戦で腕前をあげることができる、と考えているからです(今、どうしても必要不可欠、というわけではないんですね)。

それに対して、「ペン字」の方は、短期決戦では無理で、コツコツ、地道にやっていかないと上達できない、と思っているからです。

何よりも、その証拠が、私自身で、上手な字に憧れ続けているのに、今だにへたで悲しくなります。

我が家の娘にとって、ペン字もパソコンの入力もその上達は必要不可欠で大切なものだと思っています。

ただ、ペン字の練習をするのは・・・「今」でしょ!

パソコンの入力の練習をするのは・・・「今じゃくてもいい」でしょ!

というだけの話です。

このような自分のところの体験から、きっと、ジョブス氏のところも、同様だったのだろう、というのが、私の見解なんてす。

つまり、「ジョブス氏の家庭にとって」と「その時は」という条件をつけると、iPhoneやiPadに代わるものがあって、その必要性がなかったのではないか、と思ったのです。

つまり、よくないものだから「使わせなかった」ではなくて、使わなくてもよくて、それよりれ、いずれ、将来必要不可欠な存在になるだろうけど、今でしかできないことをしておきたい、ということだったのではないかと思います。

ジョブズの自宅を何度も訪れていたウォルター・アイザックソンにビルトン記者が取材したところ、「スティーブは毎晩、台所の大きな、長いテーブルで食事をしながら、必ず本や昔のことやいろんなことについて子どもたちと話し合うようにしていた」といいます。

ジョブズ氏が、家族と一緒に食事をしたり、本を読んだり、いろいろな会話を直接できる、という時間は、その時しかできないことだったので、それが、「ジョブス氏や子供にとって」は、一番価値があることで、その代役は、iPhoneやiPadではできなかったから、ということなんだと思います。

将来、ジョブス氏の子どもは、iPhoneやiPadを誰よりも愛用すると思いますが、どう思いますか?

私も、ある時期になったら、娘にパソコンの入力の特訓をします。 でも、それは、「今じゃない」だけです。

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