通信の速度制限について、多くの人が誤解や知らないことがあります。
まず、前提としてパソコン一般の単位をせひとも知っておいて下さい。
「単位」については、私は体験的に気づいたことなのですが、西洋人は、下記のルールを使っているようです。
「千倍で単位が変わる」
私が、パソコンをはじめてから一番の大発見かもしれません(ホント)。
9年近く前にも、あいのパソコン黙秘録の方で書いていますので、参考にしてみて下さい。
eye-jp.com/2006/11/13/393.html
身近なところで、「重さ」の単位を例にします。
1グラム→1000グラム→「千倍で単位が変わる」→1キログラム
1キログラム→1000キログラム→「千倍で単位が変わる」→1トン
「水の容量」の単位を例にします。
1cc→1000cc→「千倍で単位が変わる」→1リットル
長さの単位
1メートル→1000メートル→「千倍で単位が変わる」→1キロメートル
パソコンで使う単位
1バイト→1000バイト→「千倍で単位が変わる」→1キロバイト
1キロバイト→1000キロバイト→「千倍で単位が変わる」→1メガバイト
1メガハイト→1000メガメイト→「千倍で単位が変わる」→1ギガバイト
1ギガハイト→1000メガバイト→「千倍で単位が変わる」→1テラバイト
こんな感じです。
では、通信の速度についてはどうでしょう。
WiMAXのサイトをみると、「超速220Mbps」対応機種と書いてあります。
では、問題の「通信の速度制限」についてですが、今、上記サイトを一所懸命探してみても、いったいどの位遅くなるのか、の数値をすぐに見つけることができませんでした。
(これは、社内の詳しい知恵者(?)が、わざと、わからないように工夫してあるのだと思います。)
そこで、参考までに、他社の一例で考えると、速度制限の結果「128kbps」と書いてあります。
ざっくりで考えてみます。
分かりやすくするために、数値を揃えてみますね。
最速で220Mbpsを「128Mbps」とすると、速度制限の結果、「128Mbps」が「128kbps」になりますよ、ということです。
ここで、最初の単位のルールをここで摘要してみると、どうなるかわかりますか?
「千倍で単位が変わる」です。
「128Mbps」=「128000kbps」です。
つまり、理論値でいうと、速度制限の結果、通信速度は、1000分の1になる、ということです。
この意味ってわかりますか?
例えば、アルバイトで、時給千円の人が、時給1円になる、ということですよ。
速度でいうと、時速40Kmの車が、速度制限の結果、時速0..04km、つまり、時速40メートル、分速66センチ・・・蟻よりも遅いのではないですか。
今、電卓をたたきながら計算しましたが、どうでしょう?
つまり、速度制限は、ざっくりいうと、速さが1000分の1遅くなる、と考えるとわかりやすいと思います。
このことをスマホや携帯の販売店や代理店の店員に、試しに聞いてみました。
「速度制限っていうのは、具体的に、どのくらい遅くなるのですか?「
ドコモショップの店員・・・う~ん、それほどたいしたことはありませんよ。3分の1位ですよ。
量販店の店員・・・ドコモショップの店員は間違っていますね。残念ながら、100分の1位は遅くなりますね。でも、大丈夫です。
店員は、承知で嘘を言っているのか、無知なのかはわかりません。
しかし、ほとんどのユーザーは、速度制限がかかるとどうなるが、は実際に体験してはじめて知ることになります。
通信の速度のことを理解しているユーザーは、速度制限がかかると、スマホは単なる鉄の固まりになる、と表現したりします。
速度の制限のことを理解していないユーザーは、制度制限がかかると、スマホが壊れたと思うと思います。
ちなみに、私は、この3月にポケットWiFiを契約しましたが、自分自身でも、アドバイスをする歳にも、一番注意したのは、この速度制限についてです。
でも、これは、一般ユーザーには、契約時にはわからないですよね。
どの通信業者も、ユーザーをだまし討ちにして縛りのある契約を締結させているように思えてなりません・・・・・。