最近、仕事先で、「私は、まだ携帯電話を使っているのですが、iphoneやスマートフォンに変更した方がいいと思いますか?」
こんな相談を続けて受けました。
これから書くのは、正しいか間違っているかはわかりません。
自分の今までの体験からきた直感的な現時点での超個人意見ということを念頭にお読みください。
まず、この回答の背景としての私の今までのパソコン歴などの概略を載せておきますので、それを参考にご判断下さい。
- パソコン歴・・・・・・約22年(NECの98時代からスタート)
- メール歴・・・・・・・約22年(パソコン通信で開始)
- インターネット歴・・・約18年(Windows95登場の2年位前から)
- 携帯電話歴・・・・・・約14年
- iphone歴・・・・・・・約2年(iphone3)
私にとってのiphone
まず、当初は、docomoの携帯電話とSOFTBANKのiphone3の2台持ちの状態が続いていました。
docomoの他にSOFTBANKを契約したのは、会社の取引先でSOFTBANKを利用している会社が増えたので、whiteプランの無料通話を使いたかったからです。
また、機種をiphone3にしたのは、iphoneをどうしても使ってみたかったからです。
ところが、私がiphoneを1年半使用した段階で、知らない間に電話がかかってしまう事故(事件)が何度も続いていたのに気づき、iphoneを使うことの危険性があまりに大きいのでその使用を中止しました。
本当は、すぐに解約をしたかったのですが、2年の縛りの解約手数料と、iphoneを使わずに最低料金を支払い続けた場合を比較して、2年の縛りがなくなる月に解約した方が少しでも安くすみそうだったので、結局は、iphoneの契約内容を変更して、タンスにしまってしまいました。
(なんかへんですよね、これ)
iphoneの換わりに、私は、約14年間契約していたdocomoから、SOFTBANKに、MNPで電話番号をそのままにして移り携帯電話にしました。
携帯電話の機種は、SOFTBANKの携帯の機種の中でも、一番高かった(?)機種(SHARP 002SH)を選びました。
長い間、マニュアルもろくに見ないで電話とメールだけしか使っていなかった携帯電話のいろいろな機能を身につけたいと思ったからです。
つまり、世間の動きに逆行して、私は今年の2月に、iphone3から携帯電話に切り替えました。
そして、6月にiphoneを解約して、しばらくSOFTBANKの携帯電話を1台で使用していましたが、SOFTBANK以外の利用者がかなりいて、通話代が高くなるので、8月の末にWILLCOMと契約して、現在は、携帯電話とPHSの2台持ちでやっています。
以上が、私のiphoneと携帯電話の現状ですが、iphoneを使わなくなってから、何か不便を感じたか?というと、私は、全く不便を感じませんでしたし、今現在も感じていないのです。
つまり、私にとっては、iphoneは、あればあったで使うことはあっても、お金を出してまでは使わなくてもいい存在、つまり、必要性のないものでした。
というわけで、先日、iPhone4Sが発売されても、私には他人事という感じで、なぜ、そんなに世間で騒ぐのか、が不思議でなりませんでした。
それに対して、携帯電話とパソコン、そしてメール機能は、私にとって、なくてはならない存在ということを実感する出来事が2件ありました。
まず1件目は、3月11日の東日本大震災です。
私は、その時、築地にいたのですが、約4時間位かけて、自宅まで徒歩で帰りましたが、途中、役に立ったのは、携帯電話のワンセグでした。
また、携帯電話はつながらなくて困ったときに役だったのは、メール機能でした。
もともとワンセグの携帯にしたのは、災害の際の緊急時に情報を取得する手段として役立つ、とのアドバイスを受けていたからで、本当にこのときは助かりました。
次に2件目ですが、この夏に10時間以上の手術をして3週間以上の入院生活をしたときに、本当に携帯とメール、そしてノートパソコンはなくてはならない存在だと、痛感しました。
まず、手術直後の約10日間は、ベッドから離れられない位にしんどい状態でした。
ところが、そんな中でも、携帯電話を片手に、メールで外部とのやりとりを普通にすることができました。
メールの相手は、まさか、私が入院先から連絡をしているなんて夢にも思わなかったのでは、と思います。
また、入院生活の後半は、ノートパソコンでインターネットを使って仕事を普通にできました。
iphoneや、スマートフォンは、便利かもしれませんが、今回のように携帯電話とノートパソコンの代わりには、ならなかったと思います。
そのようなことがあって、私にとっては、ノートパソコンを使ってのインターネット、携帯を使ってのメールは、お金を出しても是非とも使いたい、使わなくてはならない必要な存在である、というわけです。
以上から、私にとっての必要性の順番でいうと、
- パソコンとパソコンを使ってのインターネット、
- 携帯電話と携帯のメール機能
- iphone・スマートフォン
こんな感じです。
というわけで、タイトルのように、悩んでいる本人が、iphoneやスマートフォンの必要性を感じていないのなら、私は、現状のままでいいのではないか、と考えています。
ですから、アドバイスとしては、「まだ必要性を感じていないのであれば、携帯電話のままでいいと思いますよ」と答えています。
もっとも、そのようなアドバイスをしても、結局は、iphoneやスマートフォンに乗り換える人もいます。
それに対しては、別に、それはそれでいいんじゃないの、と思うだけです。
最後に、iphoneとその他のスマートフォンの今後について思うところとしては、
先日、iphoneの生みの親であるスティーヴ・ジョブス氏が亡くなるという悲しいニュースが届きました。
彼が残した業績は本当に素晴らしいと思いますが、iphoneとその他のスマートフォンの今後のシェアについていうと、例えば、パソコンのMacとWindows のシェアのような関係になるように気がしています。
つまり、熱烈なiphoneのファンは、今後もiphoneを使い続けると思いますが、MacよりもWindowsのシェアが上回ったように、シェア的には、iphoneよりもiphone以外のスマートフォンのシェアが圧倒的に伸びるように思います。
では、iphone以外のスマートフォンは、どれがいいか?というと、まだまだこれから改良・修正が加えられていくと思いますので、私は、焦らず、しばらくは様子見、という感じなのです。
とはいえ、誤解のないように申し上げておきますが、私は、iphoneを約2年使った上で、個人的に現時点では、必要性を感じていないだけで、これから先も不要というつもりはありません。
また、私の本業にとって、iphoneやスマートフォンは必要ないか、というと決してそうではありません。
例えば、ホームページを作成する際に、iphoneやスマートフォンの利用者は、決して無視できない重要な存在であると思っていますので、iphoneやスマートフォンからは目を離すわけにはいかない、という状況ではあります。