スマホを狙うマルウェアが急増、1年で23倍に

スマートフォンは、メリットもたくさんありますが、反面、問題点もたくさんあります。

その中の一つが不正プログラム(マルウェア)の問題です。

マルウェア (Malware) とは、不正かつ有害な動作を行う意図で作成された悪意のあるソフトウェアや悪質なコードの総称で、コンピュータウイルスやワームが代表例で、他にクラックツール、スパイウェア、悪質なアドウェアなども含みます。

マルウェアを使う側としては、何をしたいか?ですが、おそらく代表的なものは、スマートフォンに入っている重要なデータ(電話番号やメールアドレスを含む住所録や銀行・クレジット情報、パスワードなど)を盗み取ることではないかと思います。

スマートフォンユーザーは、現状ではほとんど無防備状態、つまり、例えると、家の鍵をかけないで、外出する状態になっていると思います。
ただ、マルウェアは、結局は、プログラムですから、技術と知識と時間があれば誰でも作成できるわけです。これはつまり、マルウェアが無数に存在できることを意味しています。
ということは、全てのマルウェアに完全に対応したセキュリティソフトは存在しない、ということになります。
なお、無償のセキュリティ関連ソフトウェアを謳った迷惑なソフトウェアや偽装セキュリティツールも存在します。
というわけで、こんな記事も納得できます。

調査会社のABI Researchは9月25日(英国時間)、スマートフォンアプリケーションのセキュリティ市場に関する報告書を発表した。スマートフォンを狙うマルウェアの数はこの1年で23倍に増え、モバイルセキュリティアプリの世界市場も2012年には3億9800万ドルに達する見込みだ。
スマートフォンを安全に使うためには、「問題を正しく理解し、自分のニーズに最適な製品を選択することが重要」と指摘している。同リポートでは、革新性の点からはLookout Mobile Security、Dr.Web、TrustGoを、実装型としてはMcAfee、Kaspersky Lab、Ikrusなどを優れた製品として挙げている。

スマートフォンには、たくさんの危険や罠が待ち受けているを忘れてはいけません。

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